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皮ふ科
皮ふは、体の中で面積の大きい臓器であり、人を見たときに最初に目に入ってくる部分でもあります。
健康面だけでなく、美容面でも、最近は男女問わず肌の健康を気にする方が増えています。
また、福岡は地域的にPM2.5や黄砂の影響を受けやすく、肌がピリピリしたり、かゆみが出たりするといった症状が出る場合がありますので、気になる症状があるときはぜひご相談ください。
皮ふの状態は実際に医師が直接診ることが大切です。患者さまの症状や皮ふの状態を細かく丁寧に診察し、一人ひとりに合った治療方法をご提案いたします。
湿疹
湿疹とは、皮ふの炎症のことです。かぶれやアトピー、花粉など、原因が広範囲にわたるため、症状の原因がわからなければ、なかなか改善しづらいという点があります。
当院では湿疹やかぶれの原因が何か、できるだけ突き止めるために、状態に応じてパッチテストをご提案しています。
パッチテストは、アレルギーの原因となる物質が何かを調べるために、専用のシートを患者さまの体に貼って、アレルギー反応が出るかどうかを調べるというものです。原因不明の湿疹の原因が特定しやすくなるため、その後の治療もスムーズに行うことができます。
治療は塗り薬や飲み薬など、患者さまの症状に合わせたものをご提案します。
アトピー性皮膚炎・乾癬
アトピー性皮膚炎の治療は、薬物療法が基本ですが紫外線を使った紫外線療法（ナローバンドUVB療法）も行っています。紫外線療法（ナローバンドUVB療法）は、従来の紫外線治療に比べて、事前に薬を飲んだり塗ったりする必要がなく、簡便に行えるため、患者さまの負担も軽いのが特徴です。
乾癬も基本は薬物療法ですが、症状に応じて紫外線療法（ナローバンドUVB療法）を行います。乾癬は生活習慣病と関係することがあります。そのため、肥満や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を改善し、生活習慣を見直すことが、乾癬の改善につながると考えられます。血液検査の結果などから、生活習慣病の治療が必要な患者さまには、近隣の内科医院などをご紹介しています。
水虫・ニキビ
水虫（白癬）は、夏に多い疾患です。季節柄、裸足になる機会が多く、水虫の菌（白癬菌）に感染してしまう機会も増えるからです。また、家族の中に水虫の方がいると、治療しても互いにまた移し合ってしまうことになり、なかなか改善しないという状況になっている場合もあります。そのため、ご家族の状況などをお伺いすることもあります。塗り薬や飲み薬などの薬物療法を行います。
ニキビの主な原因の一つは性ホルモンです。ホルモンが分泌される間は、ニキビができる可能性があり、継続した治療を行うことが大切です。症状が進んでしまうと、皮ふに跡が残ることもあるため、早めの治療が肝心です。薬物治療の他、食生活やニキビ肌へのメイク方法などもアドバイスしています。
外科手術
粉瘤や良性腫瘍、ほくろや巻き爪などの外科的治療も行っています。巻き爪は、抜爪の他、ワイヤーを利用した爪の矯正（自費診療）も行っています。
外科手術は基本的に予約制なので、ご来院いただいた当日にすぐ手術といったことは行えません。また、電話で「ほくろの除去はできますか？」とお問い合わせをいただいても、悪性の腫瘍の場合もありますので、お答えは実際に診察してからになります。
まず、患者さまの症状や状態をしっかり診察させていただいた上で、必要な治療や手術のご提案を行わせていただきます。なお、がんの可能性が考えられる場合は、大学病院など、対応可能な医療機関をご紹介させていただきます。